こんにちは!
当サイトへようこそおこしくださいました。
私は生命保険業界で10年間営業として勤務した経験を持ちます。
このブログでは、10年間の営業経験の中で得た知識で、お役に立てそうな情報をまとめています。
また、保険業界を辞めたい人にとっても有益な情報を提供しています。
今回は医療保険というモノがいかに不要かという話を暴露しています。
このページでは、私なりの民間医療保険への考え方について掲載していますが、医療保険の加入や解約の最終的な決定は自己責任にて行ってください。医療保険の解約をすすめるものではありませんので、もしも解約した後の疾病で給付が受けられなかったとしても当サイトでは一切の責任を負いません。
目次
日本の公的医療保険制度が有能
日本は国民皆保険制度ですから、普通は公的な健康保険に加入しています。
生まれたばかりの赤ちゃんから100歳のお年寄りまで、みんなが公的な健康保険に強制加入させられているわけです。
もし、熱が出て、内科に行ってインフルエンザの診断を受け、そのまま薬局でタミフルをもらって帰ったとしましょう。
内科での診療にかかる費用が2000円強、薬局でもらう薬代が1500円くらいでしょう。
ざっくりした数字ですが、おおむね4000円近くの出費です。
しかし、これは実際にかかった医療費のたった3割を払っているだけで、本当は12,000円くらいは医療機関に支払われているんです。
差額分の8,000円は公的な健康保険制度で補填されています。
ただ3割負担だけだと入院や手術したときにはかなりまとまった医療費がかかります。
1ヶ月入院すると、最低でも15万とか20万とか、けっこうかかりますよ。
そんな時に、日本の公的医療保険制度の本領が発揮されるのです。
高額療養費制度が発動します。
高額療養費制度のすばらしさ
日本の公的医療保険制度の高額療養費制度のおかげで、1か月あたりの医療費の上限は決まっています。
平成27年に制度の改定がありましたが、標準報酬月額が28万円~50万円の方は、もしも入院したとしても、その医療費は80,100円+ちょっと払えばOKとなっています。
細かい公式はココでは省きます。
しかも、1年間にこの上限の適応を3ヶ月受けた場合、4か月目からは上限が44,000になるのですよ。
つまり、3ヶ月入院したとして、医療費はせいぜい25万円以下にしかなりません。
しかも、そんな長期入院は非常に稀ですからね。
なるべく自宅での療養が進められている現代、ガンで切ったとしても2週間で退院してきたというケースも珍しくありません。
内視鏡手術などが広まって、長く入院するような病気も少なくなっているのです。
この事を知らない人は一般的には結構います。
ただし、この事を知らない生保レディはまずいません。
とりあえず医療保険いらなくない?
3か月入院して、食費や病衣など諸々こみで、30万円の実費を支払ったとしましょう。
こんな長期入院は珍しいくらいですが、仮にそうだとしましょう。
民間の医療保険で1日1万円の給付が受けられるものに加入していたとして、確かに入院したときは給付が受けられて助かるでしょう。
90日入院したら90万円受け取れますので、うれしいかもしれません。
が、しかし、ほとんどの人は、3ヶ月も入院するような事にはなりません。
現在はとにかく自宅療養をすすめられますし、短期入院傾向なんです。
入院なんてせいぜい2週間、下手したら入院しません。
そのため、掛け捨ての医療保険に、毎月3000円とか4000円とか払ってますよね。
例えば3000円だとして、年間36,000円。
それが10年払ってたら36万円ですよ!
10年で1回も入院していない人なんて、ザラにいますからね。
コレを社会人になってから、30年とか40年払ったと想像してみてください。
しかも、10年ごとに更新する保険だったりして、40代で更新したら、掛け捨ての医療保険の月額が5000円になっている人とか、何の疑問も持たず払い続けていいんでしょうか?
私自身、社会人になって、すぐに入院して、その医療費が自己負担で8万円だったんです。
社会人になってすぐだったから、お金が無くて、親にお金を借りて払いました。
そしてしばらくして月額1万円の生命保険に入ったんです。
何も知らない私が加入したのは、日本で一番デカい保険会社の保険で、入院したら1日1万円の給付が受けられるやつで、死亡保険が2000万ですよ!!
新卒の独身が、なんで死亡保険2000万もいるのか意味不明でしたが、1回入院したというトラウマでわけのわからないうちに加入してしまいました。
そこから15年間、1度の入院もしていません。
毎月5000円でも貯蓄していれば、2年で12万円たまります。
それだけあれば1ヶ月入院できるとか、当時は全く考える頭が無かったです。
ただなんとなく、保険に入っていないせいでたいへんな大変な目に遭ったと思って、保険に入らなくてはと言う焦燥感に駆られていました。
いままで払いまくった医療保険の保険料、全部貯蓄か、投資に回しておけば、よっぽど役になったなと思ってます。
医療保険に入るべき人はこんな人
私は社会人なりたての入院で8万円がかかりましたが、親に借りて、次の給料で返して何事も起こりませんでした。
私が8万円払って大変な目に遭ったのは、貯蓄が無かったからであり、保険に加入していなかったからではありません。
ハッキリ言います。
ほとんどの人は医療保険に入ってなくても何も困りません。
なにか、困ることになるんじゃないか?という恐怖で保険に加入しているのだと思いますが、本当はあまり困りません。
医療費に回してもいいという貯蓄が50万~100万もあればいいですよ。
じゃあどんな人が医療保険に加入すべきか?
スッテンテンで貯蓄が0で子供がいて嫁がいて、毎日かつかつで、親にもお金は借りられないという人は、医療保険に加入すべきです。
無い袖は振れませんから、毎月かつかつで貯蓄0で入院したら、8万払うのは無理じゃないでしょうか?
ほんと、それくらいの状態であれば、加入の意味はあるかもしれませんけど、逆にそういう人はお金を貯めるべきです。
保険に加入している場合じゃないですよ。
どうしても心配で、保険加入するとしても、せいぜい安い共済程度にしておいて、はやく日々の生活を何とかしてください。
風邪でも歯医者でも通院じゃ役に立たない保険より、頼りになるのが医療費貯蓄
私は毎月3000円とか、5000円とか、さほど多くなくてもいいので医療費がかかった時のための貯蓄をしておけばいいと思いますよ。
だって、医療費がかかるのって、風邪ひいて医者にかかった時とか、歯医者に行くのがほとんどじゃありませんか?
でも、風邪だろうが、虫歯だろうが、通院じゃあ民間医療保険からは1円も出ません。
世の中のほとんどの人は、使えない民間医療保険に金を払いながら、実際の医療費は内科や歯医者の通院に一番お金を払っています。
なので、できる範囲で医療費用の貯蓄をしておくのが一番現実的だと思います。
そういう話をすると、生保レディは、今月から医療費用の貯蓄を始めて、来月いきなりガンの診断を受けたら大変ですよって言いますけどね。
現実的に、医療費に回してもいいという貯蓄が50万~100万もあればたいていは何とかなります。
あと、某有名国内生命保険会社の保険で、入院日額5000円の給付日数限度が60日とか言うのがあるんでお気を付けください。
それ、どんなに長く入院しても、30万円しか受け取れませんよ。
だったら、ほんと、貯めたほうがよっぽど使えますからね。
高額療養費制度や健康保険の対象外はどうするの?
高額療養費制度は知っているけど、健康保険の対象外だってあるし、高額療養費がつかえないときどうするの???といった事を考える人はあおられ過ぎです。
完全に保険会社や生保レディの洗脳を受けています。
まず、高額療養費制度の対象外として、よく上がるのが、差額ベット代です。
差額ベット代がかかったら、それは高額療養費制度の対象外だから、1日当たり5000円だと1か月で15万円もかかっちゃう!!って言いだす人がいるんです。
私は15万でも個室に入りたければ入ればいいし、金がもったいないと思えば入らなければいいと思いますよ。
私なら、短い入院なら個室を希望するかもしれないけれど、別に大部屋だってかまいません。
私はなにも、入院しても保険未加入でも何も困らないという事だけを言っているのではありません。
そのうちかかるであろう医療費用として、保険会社の掛け捨ての保険で用意するのでなく、自分で貯蓄して用意しようと言っているのです。
保険に未加入で入院してもある程度を医療費に回せる貯蓄がされていれば、困ることは無いし、過剰に掛け捨ての保険に入ることが防げるという提案なのです。
医療費貯蓄をして、それで賄えて、払ってもいいと思えば自分の意志で個室に入ればいいです。
ただ、べつに個室を強要されるわけじゃありませんし、個室しか空いてない時で個室に案内されたときは、病院都合という事で差額ベット代が請求されなかったりします。
また、個室しか空いてなくても、大部屋が空いたら移してもらえばいいんです。
差額ベット代なんてかからないパターンがいくらでもあるのに、差額ベット代がかかるという謎の前提はやめておきましょう。
あと、食事代とか病衣のお金かかるといいますが、コレは毎月の掛け捨てにしている保険料に比べれば微々たるものですよね。
それから、最近よく言われているのが「先進医療」です。
先進医療を使いたいとき、保険に入っていないと全額自己負担です。
たしかに、そうなります。
これについても怖く考えすぎです。
まず、先進医療特約の給付が受けられる対象の技術自体、すごく少ないし、それを受ける病院も指定されているんです。
あなたが、厚生労働省が指定する先進医療技術に適合する病気になって、あなたが行く病院が、厚生労働省の先進医療指定の病院で、厚生労働省の先進医療指定の技術に認定されている治療を受けるという、死ぬより少ないんじゃないか?というような確率でしか起こらないパターンですよ。
実際、この先進医療を本当に受ける人自体は非常に少ないんです。
しかも、保険会社が売りにしていた、300万円以上かかるという重粒子線治療だの陽子線治療は先進医療指定を外れて、保険適応になりました。
そもそも、私の住んでいる地域、陽子線治療が受けられる病院がないんですが、平気な顔で300万円以上かかる医療費が保険で賄えると訴求していました。
陽子線治療や重粒子線治療は確かに役に立ったという人も全国的にはいたかもしれませんが、もはや保険適応なので関係ありません。
他の先進医療技術についていえば、10万前後で受けられるものが多いんですよ。
先進医療技術は100万200万はかかると思い込まされていませんか?
しかも、本当に受ける人が多かったりすれば保険適応になっていきます。
さらにいえば、厚生労働省指定の先進医療を実施している病院自体、ものすごく数が少ないです。
なので、現実的ではない先進医療を受けるかもしれないと思っているのであれば、一度冷静になってくださいね。
そして厚生労働省のHPに行って、以下のその病院や技術が少ないか、自分の目で見てください。

