保険営業のデメリット

生保レディは正社員ではありません

ようこそ、ご覧いただいてありがとうございます。

私は国内大手生命保険会社に10年以上勤務した経験を持つ管理人です。

10年の間に、新人の教育やマネジメント職も経験したうえで退職を決意したのですが、現在全く後悔することなく生活しています。

 

あなたがこのページを見ているという事は、現在生保レディとして勤務しているけれど、雇用形態などについて疑問を持っている方でしょうか?

それとも、正社員と言われて生保レディとして働こうか迷っているけれど、本当に正社員なのか疑問に感じている方でしょうか?

どちらの方にとっても、お役に立てるように心掛けて書きたいと思っています。

 

今回は、生保レディは「正社員」でも「個人事業主」でもないという話について掘り下げてみます。

 

このブログの記事は、あくまでも一人の生命保険業界にいた人間が感じた事であり、すべての方に退職をすすめているわけではありませんのでご了承いただいたうえ、最終的な退職は自己責任にてお願いします。

生保レディは正社員?個人事業主?

「老後の年金の事とか考えたら正社員がいいですよ」

「正社員だから退職金が出るし福利厚生も充実しています」

「今からでも正社員になりましょう!」

こんなことを言われて入社した、もしくは入社を検討しているのではありませんか?

 

先に言っておきますが、実は、生保レディは正社員じゃないんです。

 

「正社員」の定義って考えたことがありますか?

じつは、法律で明確に定義されていないのです。

だから、非常にあいまいなものですが、一般的にイメージされる「正規雇用」として「正社員」という言葉を使っているのでしたら、生保レディは正社員ではありません。

 

実際は生保レディは「正規雇用」ではないのですが、正規雇用してもらえると思って生保レディになった人は沢山いるはずです。

また、入社何年も経っているのに自分は「正社員」つまり「正規雇用」だと思い込んでいる生保レディもいるのです。

法的に「正社員」の定義が決まっていないため、「正社員=正規雇用」だと思い込んでいる人が多いのを逆手に取り、生命保険業界では生保レディを募集する時は「正社員募集」などとすることがあります。

採用の話をする時、決して「正規雇用です」とは言いませんでしたよね?

 

でも、募集要項については、正規雇用を募集していると思うほどの、社会保険や福利厚生の文言が並んでいたはずです。

健康保険、厚生年金、労災保険、夏期・年末年始休暇、産休育休あり、育児時短あり、介護時短あり、子供への手当あり、ボーナスあり、有給休暇あり…

その他諸々、正社員としても結構いい条件だな!って思う人がいると思います。

 

 

しかし、正規雇用ならもらえるはずの「時間外手当」は絶対にありません。

また、成績不振であれば手取りが5万円ほどになるまで落ち込むなど、収入面では正規雇用ではありえない不安定さです。

さらに成績不振でノルマが達成できないまま一定期間が過ぎれば「契約終了」としてクビになります。

それから、お客様にお渡しするアメだったり小冊子だったり、契約のお礼だったりの物品関係はすべて自腹です。

仕事の移動に使った交通費や駐車場代ガソリン代も自己負担。

決定的に違うのは、会社が年末調整することは無く、仕事にかかった経費は確定申告を各自が行うという事です。

 

正規雇用として働いているのなら、こういう事は基本的にはありません。

 

生保レディって正規雇用なの?それとも非正規雇用なの?ときどき私もわからなくなっていました。

でも一番しっくりくる考え方が「会社と一定の保障を受ける専属契約をしている個人事業主」ですね。

 

生保レディは会社と専属契約している個人事業主

先ほど書いたように、国内の生命保険会社に勤務する生保レディは、各会社と専属契約をしている個人事業主なのです。

保険を募集する個人事業者として、生命保険会社と専属契約しているというのは入社時の書類を見れば明らかです。

ただ、入社関係の書類に書いてあることはよくわからないまま、最後の署名欄だけサインしたという人もぼちぼち見かけます。

 

会社から給料日には給料明細をもらうと思いますが、よく見ると「給与」という名目では支払われていないはずです。

「事業所得」として支払われているでしょう。

 

個人事業者としての生保レディに対し、専属で保険を募集する業務委託契約を結び、会社側は実績に応じて歩合で「事業所得」を支払うという仕組みになっているんです。

その歩合は、専属の生保レディとして会社の保険商品をたくさん販売したり、同じ生保レディの仲間を増やす事でたくさんもらえます。

逆に、保険の募集がイマイチで採用もできないとなれば、歩合を払う必要はありません。

一般的に、正規雇用であれば仕事の出来が悪いからといって、給料をどんどん減らしていい事にはなりません。

 

そんなことをすれば労働基準法的にまずいことになります。

労働基準法では、給料の減額については定めがあり、そうそう大胆な減額はできないのですが、生保レディは正規雇用ではないため労働基準法の枠から外れています。

労働基準法は正規雇用であるからこそ有効なのです。

それに、仕事にかかる経費が自己負担なのも、個人事業者であれば当然です。

 

しかし、どういう根拠でこれが許されているかはわかりかねますが、生保レディは個人事業者にはない優遇措置がたくさんあります。

例えば、厚生年金がいい例です。

個人事業主と言えば通常加入しているのは国民年金ではないでしょうか。

しかし、生保レディであれば厚生年金の対象になります。

最近では老齢厚生年金の受給に必要な加入期間が10年に短縮されたこともあり、わずかでも厚生年金を受け取るために加入期間を延ばしたい人が生保レディに挑戦したりします。

また、健康保険組合があり、会社の健康保険に加入することもできます。

個人事業主であれば国民健康保険のはずです。

他にも、退職金制度や有給休暇、育児休業休暇など、個人事業主では絶対にありえない制度があります。

生保レディはこのような正規雇用ならではと思われる福利厚生制度に恵まれています。

これは生命保険会社が大手であり、実際に「正規雇用」の社員を多く雇用しているため、その基礎があるからなのかな?と考えたこともありますが、本当のところはわかりません。

 

ただ、パートやアルバイト勤務の方でしたら、意外と福利厚生制度に恵まれているところもありますよね。

例えば、厚生年金は長時間パートであれば加入できたり、産休育休などはパート勤務でも制度的には取得可能ですし、有休だって取得可能なはずです。

退職金制度はさすがに正規雇用でないと難しいですよね。

 

このような福利厚生の手厚さが「正社員」と言って新人生保レディを募集する根拠になっているのでしょう。

 

生保レディが会社専属の個人事業主であるメリットデメリット

会社専属の個人事業主である生保レディですが、そのような立場にはメリットもあればデメリットもあります。

私が実際に感じていたメリットデメリットをいくつかご紹介しましょう。

確定申告にて経費が認められ税金が安くなる

サラリーマン時代には、仕事をしているからこそかかる経費を経費として申告するという概念がありませんでした。

しかし、生保レディになってからは、仕事にかかる経費が自腹とはいえ、それが確定申告で経費として認められるのはメリットが大きいと思いました。

例えば、文具や営業用カバン、クリーニング代などはサラリーマンの時もかかっていた費用です。

他にも、自家用車が経費として認められるのには最初は驚きました。

私が活動していた地域は、仕事をしていなくても車が必要な地域ですが、車を仕事に使えば経費として認められます。

このように、様々な仕事にかかる経費が、収入から必要経費として控除してもらえるため、サラリーマン時代よりもずっと税金は安くなりました。

ただし、その分経費がすべて自己負担です。

なので、サラリーマン時代より安くなった税金分ぐらいは経費にもっていかれます。

だから一概にメリットとも言えないところです。

生保レディの経費についてはこちらの記事もご覧ください。

 

年間経費100万以上!?生保レディは金がかかる商売ですこんにちは! 当サイトへようこそおこしくださいました。 私は生命保険業界で10年間営業として勤務した経験があります。...

 

会社や上司の方針に従わなくてはいけない

生保レディは個人事業主ですが、会社から一定の給料の保障を受けたり、福利厚生を受けています。

ですから、専属契約している会社の方針や指示に従わなくてはいけません。

完全な個人事業者であれば、基本方針は自分で決めればいいし、上司がいるという事もありません。

生保レディは完全な個人事業主ほどのリスクは負わない分、裁量も認められてはいないのです。

ですから、会社が売ってもらいたい商品を売らなくてはいけませんし、会社のルールにも従わなくてはいけません。

上司がいれば上司の方針が不満でも、それに従う必要が出てきます。

このように、生保レディは個人事業主でありながら会社員と言う側面もあるのです。

しかし、そこには抜け道があります。

上司が大嫌いと言う理由で上司のいう事を全く聞かないとしても、最低限の在籍に必要なノルマさえクリアしていればクビになることはありません。

そうやって、上司とはそりが合わず会社の文句を言いながらも、細々と在籍し働き続けている人が、この業界には意外といるものです。

 

いざという時は守ってもらえないという不安がある

生保レディは、会社と専属契約はしているけれど、会社の正規雇用ではないという微妙な立場です。

生命保険会社には、正規雇用の総合職や事務職の方がたくさんいます。

この正規雇用の方たちほど立場が守られていないなと感じるシーンは多々ありました。

正規雇用でないので当然の事ではありますが、生保レディの存在無くしては会社は運営できないという気持もありますので、不公平感がありましたね。

 

まず、収入が不安定な事が不安のタネです。

収入はすごくたくさんもらえる時もあるのですが、何かの拍子にガタガタと落ち込んだりします。

私は比較的安定して右肩上がりに持っていけたほうでしたが、それでも月の単位で見たらガタ落ちして生活が苦しかったこともあります。

 

正規雇用ではないので、病気などで成績が落ち込んだとしても最低限の保障しかされませんし、最終的には収入は自己責任という世界です。

 

まさに、いざという時は守ってもらえないという不安も大きかったです。

某国内大手生命保険会社で発生した、生保レディが客先で暴行を受けPTSDを発症したという事件があります。

この事件に際し、会社側は過去にも同じような事が起きていたのに対策せず、結果的にまた事件が起きてしまったとされています。

訴訟にもなっています。

会社は、正規雇用の従業員でなく、あくまで業務委託先ですから本気で守る気はないのだろうと感じました。

会社側の対応に「あなた方は正規雇用ではないのですから、自分の身は自分で守ってくださいね」というメッセージを感じました。

 

生保レディは専属契約をしているだけで、正規雇用ほど手厚く保護されているわけではないという事を肝に銘じてください。

大会社ならではの福利厚生の恩恵を受けることができる

国内大手生命保険会社というのはおおむね大会社です。

そのおかげで、生保レディは個人事業主ではありえないレベルの福利厚生制度の恩恵を受けることができます。

その分、会社の方針に従い会社のルールには従わなければいけないという事にはなりますので、これもメリットとデメリットが紙一重ではあります。

私なんかは、産休育休を取得し、雇用保険から育児休業給付を受け取りました。

コレは個人事業主とかフリーランスで働いている方であれば、収入が全く途絶える所なのに、ありがたい制度でした。

 

それから、厚生年金があるのも助かりました。

厚生年金は労使折半ですから、私が支払った分の厚生年金保険料と同額を会社が納めてくれるのです。

将来もらえる老齢年金が国民年金しか払っていない人よりたくさんもらえるのです。

個人事業主の方から見たらおいしすぎる制度でしょう。

 

また、個人事業主やパート勤務の方には無い退職金制度があります。

私のように10年で自己都合退職した場合は少額ですが、20年30年と勤務して定年退職できれば、地方の中小企業では絶対にもらえないほどの大きな金額になります。

実際に2000万から3000万の退職金を受け取っている人も何人も見てきました。

(ただし、退職金制度については、生命保険業界の先行きから考えると、今のような水準が維持できるとはとても考えられません)

 

他にも、各社によってそれぞれ、オリジナルな手厚い保障があったりします。

私もいくつか会社独自の恩恵を受けましたが、細かく書いてしまうと在籍先がバレてしまうので秘密にしておきましょう。

 

会社と専属契約をしているため、そこまでの裁量や自由が認められないという事と引き換えに、かなり手厚い福利厚生制度に恵まれているというのが生保レディとして働く大きなメリットだと感じました。

 

しかし、それなりに長く勤務していないとその恩恵にあずかれない場合も多いはずです。

入社1年以内で退職したケースなど、特に何のメリットもないと思います。

個人情報ポスティング!生保レディの時代錯誤な危ない仕事数あるブログの中から、当ブログをご覧いただきありがとうございます。 このブログは、生保レディを辞めようかどうしようか迷っている方や...

 

保険業界に見切りをつけるならスキルを磨こう

・福利厚生いいのはわかったけれど、20年30年後まで働きたくない

・非正規なのに会社に縛られる働き方がストレスだ

そんな気持ちをもって生命保険業界に見切りをつけようとしている人もいますよね?

私がそうでしたから、お気持ちわかります!!

 

ただ、生命保険業界って辞めても次の転職先が結局はまた保険業界だったりするんです。

それだけ、この業界外で使えるスキルや知識がつかないのが生保レディの仕事です。

だから、今後は生命保険業界に見切りをつけるという気持があるのであれば、資格取得やスキルアップを目指す手もあるんですよ。

 

保険ばかり売っていると、視野が狭くなりますから、今更無理!!なんて思っていませんか?

 

でも、この業界であと数年働いたって、結局やめるんであれば、少しでも若いうちにどこでも通用するスキルを身に着けて着実に自分の可能性を広げるほうが有意義ではありませんか?

将来も通用するスキルを目指すなら介護福祉の世界もあるよ!!

私が在籍していた会社では、退職後に介護業界に転身する人が結構いました。

生命保険業界にいて身に着けたFP資格などは、あまり転職市場では役に立ちません。

しかし、介護系の資格というのは、一度手にしたら働き口に困ることは無いというのです!

私の元同僚も、手に職など無かったのに、無資格未経験で介護業界に飛び込んで、3年ほどで資格を上げていき、今では引く手あまたですからね。

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本当に家庭との両立を目指すなら在宅ワークスキルを磨こう!!

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ABOUT ME
fp-miyabi
20代半ばで大手国内生命保険会社の営業職に転職してから、10年間にわたり保険外交員(生保レディ)として働いてきました。採用やマネジメントも経験したうえで、なぜやめる決断をしたのか?やめて後悔していないのか?など、生命保険営業をやめる事について私なりの考えをブログを通して発信しています。

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