こんにちは。
ようこそお越しくださいました。
このブログは、生保レディとして生命保険業界で営業をしているがやめようか迷っている方と、これから生命保険営業にトライしようか迷っている方に向けて立ち上げたブログです。
当サイトの管理人は自ら国内大手生命保険会社で営業職として10年以上のキャリアを積み重ねました。
しかし、現在は退職して心穏やかに生活しています。
そして、このブログで私が生命保険業界を10年目にして去ることにした事情を暴露しているのです。
今回は私自身が生命保険業界の大きな闇だと思っている、採用ありきのビジネスモデルがいかにお客様をバカにしているか?について暴露しちゃいます。
「3ヶ月の研修だけお給料もらって辞めてもいいからウチに来て」
なんて勧誘を受けて入社した方、本当に3ヶ月で辞められますか??
ちなみに、短期で辞めるのはとても大変なのですが、そのことについても記事を書いてみました。
生保レディを短期で辞めたいときの、モーレツな引き留めや辞めにくさなどについては、こちらの記事のほうが詳しく書いてあります!


このブログの記事は、あくまでも一人の生命保険業界にいた人間が感じた事であり、すべての方に退職をすすめているわけではありませんのでご了承いただいたうえ、最終的な退職は自己責任にてお願いします。
目次
なぜ3ヶ月で辞めてもイイのに採用をするのか?
この業界にいると、よく耳に入る話です。
「3ヶ月の研修期間のお給料だけもらって、あとは辞めてもイイから」
という言葉を真に受けて入社してしまう保レディが後を絶ちません。
本人はあまり大っぴらに言いませんが、話してみると「実は3ヶ月の研修だけの約束で入社した」とか暴露してくる人もいます。
本当に3ヶ月の研修だけで退職してもいいなら、採用する意味がありません。
それなのに、なぜこんな意味のない採用をするのでしょうか?
これは、採用ありきのビジネスモデルの悪いところですよね。
とにかく、国内大手生命保険会社は「採用ありき」なんです。
生保レディをより多く入社させて、より多くの人員を確保することが、保険の募集より重視されます。
保険の募集がイマイチな方でも、採用がどんどんできてしまえば高く評価されます。
そういう世界なんですね。
だから、採用にはとても力を入れてお金もかけています。
しかし、現在はどの業種も人手不足です。
あえて生命保険会社で生保レディをやろうと決意してくれる人を探すのは本当に難しい事なのです。
このブログでも繰り返し書いていますが、採用にもノルマがあります。
ある程度の期間、ずっと採用ができない拠点やチームは黄色信号がつきます。
それでも採用ができないままでいると、その拠点はある程度の猶予を与えられたのちに廃止されるというシビアな判定を受けることもあるのです。
この業界には、自分の運営する組織が危機に瀕しているなど、とにかく誰でもいいから採用しないとマズい状況に追い込まれている拠点長やチームリーダーが多く存在しています。
そんな人たちが、まともに採用活動してもなかなか入社してくれる人はいないんです。
そういう切羽詰まった状態で、本当は3ヶ月で辞めないでもらいたいんだけど「3ヶ月で辞めてもイイよ」と言って採用するケースが後を絶ちません。
しかも、3ヶ月で辞めてイイよと言っても、結局は3ヶ月以上働く人の多い事!!
意外と3ヶ月でさっぱり辞めたという人のほうが少ないかもしれません。
そのような経験からも、最後の切り札として「3ヶ月だけ」と言って採用し、実際に「それならば」と入社してしまう生保レディがいるのです。
そして、いざ辞めるとなると、激しい引き留めに合ったり、そんな約束はしていないと言われたりで、なかなかスムーズに辞められないものなんですよ。

私は見た!3ヶ月の約束で入社した生保レディ
私は、実際に3ヶ月で辞めてもイイという約束で入社した生保レディを何人も見てきました。
先ほど書いたように、本当に3ヶ月で辞める人もいれば、その後も働き続ける人もいるのです。
3ヶ月どころか20年働くミナミさん
3ヶ月で辞めてイイからと言われて就職したけれど、結局20年働いていて辞める気もないというミナミさんという生保レディを知っています。
彼女はもともとご主人の収入もさほど悪くないし、扶養内のパートを探していたのだそうです。
ミナミさんが仕事を探しているという事を聞きつけた生保レディの誘いで、入社を検討し始めたのですが、ご主人が生保レディの仕事に反対します。
そこで、ミナミさんは入社を断ったそうですが、当時の拠点長が大ピンチだったこともあり、直々にご主人と面談して「3ヶ月の研修だけ受けさせてください」と口説きます。
結局、ご主人とミナミさんの間でどのような話し合いが行われたかは不明ですが、ミナミさんは私が知り合った時にはすでに入社20年のベテランでした。
ミナミさんはあまり成績を飛ばして出すような目立つタイプではありません。
でも、地味ながら、自分のペースで働き続けていて、辞める気はさらさらありません。
ご主人も今でこそ妻の仕事に文句を言う事もないようです。
ミナミさんは3ヶ月で辞めてイイと言われたから入社したと言っていました。
そして、ミナミさんのように、3ヶ月の約束が20年も働いてくれる生保レディが存在するのです。
この事は、ミナミさんを入社に導いた拠点長にとっては成功体験となり、この拠点長は今でも「3ヶ月だけやってみましょうよ」という口説き文句で採用をしていますよ。
3ヶ月で辞めようとして恨み言を言われるアズマさん
30歳くらいで入社したアズマさんと言う人がいました。
アズマさんは子供が小さいので、不規則な生保レディは無理だと断ったけれど「3ヶ月研修だけでも受けてみないか?」と言われて入社しています。
研修期間の3ヶ月が終わり、現場に投入されるという状況になりアズマさんは上司に話します。
私、3ヶ月で辞めてイイと言われて入社したので辞めさせてください
ところが、上司は激しい引き留めにかかります。
3ヶ月だけ研修受けたら辞めてイイ約束したつもりです
研修だけ受けて辞めるなんて事は非常識だ〇×▽※!!!
こんな感じの、言った言わないの話になって、相当な恨み言を言われたというアズマさん。
上司の言っている事が無理筋にも感じます。
でもアズマさんはちょっと頭が弱かった。
研修だけ受けてみて=3ヶ月で辞めてイイ
そう思ったのはアズマさんですし、この上司もそういう錯誤を起こさせたんでしょう。
ただ、いざ辞めるとなると「辞めてイイとは言っていない」という卑怯な引き留め策に出ました。
私のチームにアズマさんの同期がいて、アズマさんが同期に相談したものですから話が筒抜けです。
3ヶ月で辞めてイイとハッキリ言わなくても、そのような勘違いを起こさせて入社に導く、しかし辞めるとなれば酷い言われ方をする。
そんな事もこの業界にいれば度々、耳にする事ではあります。
もし、3ヶ月で辞めてイイと言われたのに、いざ辞めたいと話をすると、アズマさんのようにモーレツな引き留めにあう事も覚悟しておいてくださいね。
相手は3ヶ月経ったので辞めてイイですよなんて言ってはくれません。
自分から「辞めたい」と言う話を持ち掛けなくては、決して辞める事はできません。
お客様を無視した強引な大量採用で国内生保の価値が下がる
私は、このような「誰でもいい」「短期間でもいい」「研修だけでもいい」と言うような強引な採用手法を用いている生命保険業界が大嫌いです。
なぜなら、このような誘い文句で入社して、すぐやめてしまうような人は会社にはほとんど貢献していないと言ってもいいのです。
それでも、保障されている給与は支払われますし、社会保険関係の会社負担もあります。
採用と育成にかけたコストから考えれば、大赤字です。
この赤字を誰が埋めているのか?
会社が埋めているようにも感じられますが、その会社の収入のほとんどは、はお客様からお支払いいただいた大切な保険料なのです。
だから、このような強引な採用にかかるコストはすべてお客様の支払う割高な保険料で賄われているんです。
国内生命保険会社の保険料が異様に高い原因は様々ありますが、この採用ありきのビジネスモデルの影響で、すぐに辞める新人の育成にかかるコストが大きさも原因のひとつでしょう。
普通の会社は、期間雇用でもない限り、なるべく長く働いてもらいたいと考えて採用するものだと思うんです。
それが、生保レディと言うだけで、短期で辞める人がただでさえ多いのに、さらにそれを増長するような口説き文句を使って強引な採用を進める。
それでも辞めなければ儲けものだというような考えの方が、この業界には多いんです。
実際、「3ヶ月だけ」と言われて本当に3ヶ月で辞める人は少ないけれど、ミナミさんのように20年も勤める人はほとんどいません。
「せっかく勉強したんだから、現場も少し出てみたら?」のような口説き文句で、せいぜい半年から1年は働くかもしれないけれど、そこで辞めて採算がとれるのでしょうか?
結局、不採算が出ても、バカ高い保険料でそれを埋めるなんてお客様をバカにしているやり方としか思えません。
「3ヶ月だけでも」のような文言で入社を迫ること自体、もう生命保険業界や生保レディの価値を下げるやり方にしか思えないんです。
まともな考えの人であれば「そんなめちゃくちゃな採用している会社おかしいんじゃないか?」と思いますよ。
でも、そんな事でも言って採用しなければ、会社が揺らぐほど採用ありきのビジネスモデルで運営されているのが国内大手生命保険会社なのです。
この業界が今のやり方で、あと20年30年も持つとはとても思えません。

まだ若いのであれば前向きなキャリア形成も可能です
私は20代で生命保険業界に転職し、30代で見切りを付けました。
ウソをついてまで人を入社させなければ持たない組織なんて、まともじゃありませんよ!
それから、転職市場でのお話なのですが、生命保険業界で得た知識やスキルは全く転職では役に立ちません。
FP資格も、生命保険募集人資格も、転職市場では無価値ですから、少しでも若いうちに本当に使えるスキルや資格を取得する方向で考えるほうが有意義ではありませんか?
生命保険の業界は、まだ若い人たちが、今から長く働ける業界とはとても思えません。
それに、生命保険営業って、40代でも50代でも転職してくる人がいるんです。
いつでもどうぞって感じの転職市場なんですから、もしもトライしてみたいのであれば、もっと先でもできるんです。
なにも若いうちに経験しなくてもいいビジネスモデルなんじゃないかな?と思いました。
私の場合気づくのが遅くて、結構長い時間を過ごしてしまいましたけど、現在は在宅の仕事等でそれなりに生活しています。
それにも、生命保険会社に勤める前の会社で身に着けたスキルを活かしています。
10年以上も前に在籍していた会社のスキルは今でも役に立つのに、生命保険会社にいた頃のスキルといえば全く使えないので笑ってしまいますよね。
将来も通用するスキルを目指すなら介護福祉の世界もあるよ!!
私が在籍していた会社では、退職後に介護業界に転身する人が結構いました。
生命保険業界にいて身に着けたFP資格などは、あまり転職市場では役に立ちません。
しかし、介護系の資格というのは、一度手にしたら働き口に困ることは無いというのです!
私の元同僚も、手に職など無かったのに、無資格未経験で介護業界に飛び込んで、3年ほどで資格を上げていき、今では引く手あまたですからね。
介護求人専門サイトのカイゴジョブであれば、無資格未経験でも就業可能な介護事業所を紹介してくれます。
介護事業所は全国各地にありますが、カイゴジョブは国内最大級の介護求人サイトですから全国の求人を検索することができますよ。
本当に家庭との両立を目指すなら在宅ワークスキルを磨こう!!
あなたは心から子育てと仕事を両立したいと考えていますか?
もし、そうであれば、在宅勤務が可能な転職先を探すことが近道です。
現在はそんな技術が無くても、在宅ワークが可能なスキルを身に着ける方法だってあるんです。
在宅でパソコンを使った仕事をするというイメージがつかないかもしれませんが、プログラミングスキルがあれば、フリーランスで在宅で仕事をしているという方がたくさんいます。
そもそも在宅であれば、コロナもあまり関係なく通勤の必要もありません。
しかし、生命保険業を検討した方は、プログラムなんて未経験という方がほとんどでしょう。
でも、生命保険の営業だって未経験からのチャレンジですよね。
そんなプログラミング未経験の方向けには、女性向けオンラインスクールも開講されています。
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保険業界よりはずっと未来がありそうなIT業界、未経験でもこれから10年20年と経験を積めばスペシャリストになれるかもしれません。
スクールの説明会は無料ですから、もっと視野を広げてチャレンジしてみるのもありですよ。

子供が小さいとか、仕事と家庭と両立したいのであれば、在宅ワークと言う働き方も視野に入れましょう。

はじめまして
今、まさに研修中の者で、正式入社を辞めたいと思っている者です
具体的な相談は、問合せ先にさせていただきます
宜しくお願いいたします