保険営業のデメリット

相談激増!!コロナ前後で入社した新人が辞められず…

こんにちは。

 

今回はちょっと緊急的に更新します。

今年の4月から7月ごろにかけて、生命保険会社に入社したいわゆる「新人」の方からの相談が激増しています。

ここ最近、お問い合わせフォームより【辞めさせてもらえない、助けてください】という内容の相談をされるケースが増えているのです。

入社の浅い新人さんが辞めようとすると大変な思いをすることがほとんどで、どうにもならなくなり精神的にかなり追い込まれた状況で相談をしてくる方もいて、私としてはかなり問題だと警戒しています。

お悩みの方の中でも、ブログをご覧いただきつつも、実際にはお問い合わせフォームを利用される方はごく一部だと考えているので、実際に困り果てている人の数は相当数いると感じています。

このような問題について、私の思う所や、辞めるために必要な心構えなど、お伝えしたいと思います。

※このブログのすべての記事は、あくまでも一人の生命保険業界にいた人間が感じた事を書いているもので、すべての方に退職をすすめているわけではありませんのでご了承いただいたうえ、最終的な入社や退職は自己責任にてお願いします。

 

生保レディは研修の3ヶ月だけで辞めてイイの?こんにちは。 ようこそお越しくださいました。 このブログは、生保レディとして生命保険業界で営業をしているがやめようか...

コロナ前後に入社した新人が置かれている状況

コロナの影響で転職を余儀なくされたり、転職活動中にコロナの影響で仕事がなかなか決まらない…

このような状況下で、この4月から7月にかけて、かなり多くの方が国内大手生命保険会社に入社したようです。

私の在籍していた国内大手生命保険会社の拠点でも、昨年比の3倍近い入社が確定したとの情報を得ています。

 

こんなに厳しい状況下でも、国内生命保険会社の対応は一見すると安心材料で求人が魅力的に感じられたと思います。

例えば、コロナで自宅待機になっていても給与保障をした、安定の正社員だ、女性が働きやすい、子供がいても家庭と両立できる、年間休日が多い、研修制度がしっかりしている、大手企業に就職できる…その他諸々の魅力的条件が提示され、ずっとお断りしていたのに入社を決めてしまったという話も聞きます。

また、よくあるケースなのですが「研修だけでもやってみましょう」という甘い誘い文句に「自分の勉強になる!」という想いで入社してしまった人もいるようです。

 

このようにして、この春は数多くの新人生保レディが生まれたのです。

(生命保険各社は、イメージアップのためにトータルパートナとか、生涯設計デザイナーとか、ライフデザイナーなどの呼称になっていますが、当ブログでは一律【生保レディ】としています)

 

この5月から7月に入社した皆様は、入社後しばらくは机上研修に励んでいたはずです。

机上研修をしている間は「この業界でがんばろう」という気合が入っていた人もいるでしょうし、勉強だけのつもりが、みんなと勉強しているうちにすっかり洗脳されて「素晴らしい商品を広めるんだ!!」と心を決めた人もいるかもしれません。

 

ところが、その机上研修も終わりに差し掛かるころになり、実際に保険を売るという段階に差し掛かってくると急にその気持ちにブレーキがかかります。

保険の大切さや、セールスプロセスや営業ノウハウを学んでいる時は実感が無かった、保険を売るという事と向き合わなければいけなくなるのがこの時期です。

 

こんな事で「辞めたい!!」という気持が膨らんでくるはずです…

・保険を紹介するための友人知人親戚のリストを作らされた

・既存顧客の担当としてアポを取ることになったが相手の当たりがキツイ

・とにかくアポを取るように言われるが、土日祝日や平日の夜間にしかアポが取れない

・顧客先に行くための経費が自腹なので、契約をもらう以前にお金が飛んでいく

・学んだ営業ノウハウやセールスプロセスを全く無視した上司や先輩が無理やり同行してくる

勉強するつもりで入社した人などは、すでに逃げ出したいでしょう。

また、それなりにやる気になって入社した人でも、現実的に身内や友人に保険のセールスを仕掛けるなんて、抵抗が無い人のほうが珍しいですからね。

 

この5月から7月に入社した人の中には、このような状況に置かれていて、苦しんでいる人が少なくありません。

 

新人が辞めるのに苦労する理由

一般的に、生命保険会社は辞める時の引き留めがかなり強いです。

それは、10年勤めた生保レディでも、5年勤めた生保レディでも、みんな辞める時は強い引き留めを受けます。

しかし、入社が2か月とか3ヶ月とか【まだ現場に出るかどうか?】レベルに入社が浅い新人が辞める時は非常に苦労するケースが多いです。

それには理由があります。

新人を辞めさせられない会社の事情

生命保険会社側は、入社した新人に多額の経費をかけて【生保レディ】として仕上げます。

まったく会社に貢献していない新人にも、約束した給与を支払い、保険や年金をかけています。

また、それなりの研修プログラムを用意し、給料を払いながらも勉強をさせて、生命保険一般過程試験に合格させますが、受験料だってタダではありません。

細かい事を言えば、入社時に受ける健康診断だってタダではないのです。

これだけの経費をかけてでも、新人を大量に入社させ育成するには理由があります。

生保レディの育成だけで考えれば大赤字ですが、現場に出れば保険を募集してくれるという期待があるから、このようにお金をかけて育成をするんです。

大した技術や人脈が無い新人生保レディでも、配偶者や子供、親兄弟ぐらいは保険を切り替えてもらえるという狙いがあってこそです。

 

ところが、研修だけ受けたところで「やっぱり生保レディの仕事は無理だ」と考えて「辞める」という話になった場合、会社にしてみたら大損害です。

なんとしてでも阻止したいところですよね。

なので、入社した新人が、早期に退職することになった場合、採用した拠点や、リーダーなどにペナルティを課す会社もあります。

会社としてはそういうペナルティを課すことで、採用する拠点やリーダーをけん制しているのです。

「軽い気持ちで勉強だけでもしてみよう!」みたいな形で入社させて、バンバンやめられても困りますからね。

拠点側は採用しなければ査定が通らないけれど、会社側は安易に辞めそうな人間を採用されても困る、という複雑な状況なのです。

軽い感じで入社できそうな会社でも、いざ辞める時は壮絶な引き留めが待っている事を覚悟してください。

新人を辞めさせられない拠点やチームの事情

新人の退職について、会社側としては経費負担ばかりで辞められても困るという話はしましたが、拠点にはまた別の事情があります。

拠点というのは、その新人が実際に入社する支部とか営業部とか、そういう勤務する先の事です。

拠点やチームには、新人生保レディをスカウト採用して育成していくというノルマのようなものがあります。

このノルマは、ただただ大量に採用して入社させればよいだけではなく、ある程度の期間それなりの数字を挙げてもらって達成するモノという感じになっているんです。

なので、入社後、新人生保レディには自分の人脈を駆使してでも何かしらの成果を出してもらわねばなりません。

そこまでやって、やっと拠点やチームとしての査定に貢献するという形になっているんです。

逆に、研修だけで退社するようなのは最悪のケースで、査定のポイントが入らないばかりか、ペナルティを与えられるというケースもあるのです。

 

この人が入社したら、これくらいの査定ポイントが入るな…と考えていたところが、勉強だけして辞められたら、逆にマイナスだ!!となってしまうパターンだったりすると、すごく激しく引き留めるでしょう。

場合によっては、この人が入社してくれるから、どうにか拠点が維持できるとか、リーダーとしていられる、というレベルに査定がギリギリのケースでは辞めるなどという事は断固として許されないのです。

 

拠点長やリーダーの感情としては「裏切者、非常識、迷惑、嘘つき」というレベルに悪くとられます。

入社して保険募集もある程度して、1年ほど勤めて「やっぱり無理だ…」と辞めていく人は沢山いますが、それでもそのわずかな間に、それなりに拠点やチームには貢献しているわけです。

ところが、ほぼ募集もせずに辞めるとなると、それだけは勘弁してくれ!!という事で、それはそれは激しく引き留めざるを得ないという事情があるわけですね。

 

入社の浅い新人が辞めるなら○○を覚悟せよ

入社の浅い新人生保レディでロクに保険募集もしていない状況で、退職することを決意したのであれば、あることを覚悟しなくてはいけません。

それは、引き留めに関して「どんな言葉を浴びせられても辞めるという態度を崩さない」という覚悟ですね。

中には潤沢に新人を抱えていて、やる気のない新人が初期段階で辞めてもさほど痛くない拠点なども存在しています。

ご自身が在籍しているのが、そんな恵まれた職場であれば、意外とあっさり辞められて拍子抜けかもしれません。

ただし、国内大手生命保険会社の拠点やチームのほとんどが、新人にいてもらわないと困る状況にあるので、ほとんどの人は覚悟が必要と思います。

 

すると、先ほど説明したように、ほとんど保険募集していないような新人に辞められるのは非常に痛い状況で、場合によっては「だったら入社すんなよ」というレベルのペナルティを受けるわけですね。

このようなケースでは、拠点長やチームリーダは【恨みや怒りの感情】と【辞められては困るという感情】が入り乱れ、モーレツな引き留め工作を仕掛けるのです。

中には「研修だけでも…」の誘い文句で入社させて、実際に研修だけで辞めようとしたら罵声を浴びせられたというご相談もありますから、このようなケースに当たった方は、理不尽極まりないとは思います。

ただ、研修だけで辞めるというのは本当に大変な事なんですよ。

 

せいぜい現場で半年でも働いてから辞めるのと、本当に研修だけで辞めるのでは、ちょっと引き留めのハードさも変わってきます。

ごく短期で辞める場合、相手が悪意を持って恨み節を言われる可能性もあると覚悟してください。

具体的には…

非常識、卑怯、裏切り者、こんな事ではどこも勤められない、どれだけの人を裏切るのかなどですね。

他にも、話を取り合わないとか、まともに話を聞かないとか、話だけ聞いて書類上の手続きをしない、というのもあります。

拠点やチームの解散がかかっているような状況であれば、拠点長やリーダーのお客さんの所に連れて行って、成果を無理やりつけるとか、ウルトラCが行われることもあるでしょう。

 

これくらいのハードルを乗り越えなければ、研修だけで辞めるのは難しいとでも思っておいて損はありません。

辞める理由で説得するのは無理

覚悟を決めたら、あとは上司を呼び出し退職の話をするだけなのですが、ここで新人さんはまともに退職の理由を相手に話して、どうにかわかってもらおうとするケースが散見されます。

この仕事はむいていないとか、身内や知人に保険の提案をするのは夫が反対しているとか、お金がかかるとか、育児だとか介護だとか、あの手この手で相手にわかってもらおうと説得しようとしちゃうんですね。

以前にも記事にしましたが、退職の理由など何を言っても相手は切り返すことができる技を持っているんです。

私の知っているケースでは次の仕事が決まっていると言っても引き留められたとか、夫の転勤が決まって転居すると言っても恨み節を言われたとか、そんなもんなんです。

拠点長やリーダーにとっては「退職もやむを得ないですね、お疲れ様」なんて話になる理由など存在しません。

すると「じゃあどうしたらスムーズに辞められるの!?!!?」という声が聞こえてきそうですが、それくらい辞めるのが大変なんです。

 

逆に言えば、退職理由なんてどうでもいいのです。

そして、ごく短期で辞めるというのは、会社や拠点に損害を与えている事になるため、そもそも円満スムーズな退社などありえないんです。

辞めるために必要なのは、理由ではなくある一つの事だけです。

 

超短期で辞める極意!!必要なのは○○だけ

ここから先は、本当に辞めたい人がどうやって辞めるのかについて、改めて書きますね。

以前の記事もあるので、そちらのリンクも良かったら読んでみてください。

 

さて、研修だけで辞めたいという、生保レディの皆さんですが、気持ちはあっても辞められず、ズルズルと2ヶ月3ヶ月と現場に出たりしちゃう人もいるんです。

上記のような、ウルトラCの引き留めや、情に訴えるような激しい引き留めが功を奏して、結局ズルズルと在籍しているという話ですね。

やはり、生命保険会社で拠点長やリーダーを勤めている人間の押しの強さは半端なものではないんです。

(もし環境が許すのであれば、そうやってズルズルと続けたのちに退職するというのもまたアリではありませんか?元も子もないですが…)

 

ただ、確実に研修だけですっぱり辞めている人も存在します。

 

ズルズル在籍する人と、確実に辞める人の何が違うのか?考えてみました。

そして、絶対に必要なのは「辞めるという強い気持ち」という結論に至りました。

たとえば、次の仕事が決まっている人などは、引き留めを受けたって、なんとしてでも生保レディなどさっさと辞めたいですから、非常に強い気持ちで辞める方向に話を持っていきます。

逆に、「やっぱり生保レディの仕事がしたくない」というのは、理由として弱い印象です。

いかようにでも、話を辞めない方向に捻じ曲げられるような気がします。

一度はやってみよう!と入社させた実績があるのですから、百戦錬磨の拠点長やリーダーに丸め込まれますよね。

 

結局は、【どんな事を言われても辞める】という強固な意志がないと、説得されます。

以前も書きましたが、辞められないというのは、結局は説得に乗っているのですね。

もしくは、話が中断したものをそのままにしておく、つまり諦めているケース。

 

私の所に来る相談でこういうタイプの相談があります。

「強い意志で辞めると言ったのですが、非常識だと言われ話を打ち切られました」

のような相談です。

これは、話を打ち切られても、また再度タイミングを見て話しかけて、退職日程について話をするとか、中断した話を進めていかないといけません。

リーダーがのらりくらりなのであれば、その上司の拠点長に話をするとか、話を上にあげるなどしなければいけないのです。

 

とにかく、辞めると決めたら、絶対にやめるという強い意志をもって、何を言われるかもわからないという覚悟を決めてください。

強い意志をもって、上司に退職の意志を伝える、そして説得されようとも引き留められようとも、何を言われても、繰り返し退職の意思を伝え退職日程を詰める。

これにつきます。

 

あと、さっさと退職願をしたためて差し出すという手もありますよ。

コレは、法的には出せば14日後には退職できる効力を持っています。

結局は、辞めるという強い意志が無ければ、なかなか研修だけでは辞められないものなんです。

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人格否定をパワハラで訴えたい!!

ご相談をしてきた方の中には、退職の話をした時に、非常識だとか、卑怯者だとか、裏切り者だとか、迷惑だとか、人格否定をされてしまって、それに精神が追い込まれてしまって…というかわいそうな人もたくさんいました。

こういうパワハラ行為は許されない事ですし、こういう行為をするところに生命保険会社の危うさ、まずさが凝縮されていると考えています。

しかしながら、コレを法的に訴えられないか?という相談もあるんです。

私は弁護士資格がありませんので、法律相談は受けることができません。

なので、この手の法的にどうか?という相談は受けておりませんが、一般的に、退職の話をしたときに人格否定をされたからと言って、即パワハラと認定され金銭的に賠償してもらえるか?と言われると非常に厳しいと考えています。

繰り返し、何度も退職について話しても毎回人格否定されるという事であれば、パワハラとして認定されるかもしれませんが、私が受けた相談はたいてい退職の話を出したらキツイ言葉をかけられて傷ついた、というケースがほとんどです。

1回の話し合いだけではパワハラとされる証拠も取れていないでしょうし、一般的にはそれを訴訟に持ち込むというのは現実的ではない気がします。

相手をパワハラで訴えるなどという事を考えているのであれば、その労力と思考を退職を推し進める方向に使うほうがよいと私は思います。

 

ただ、本当に、どうしても繰り返し退職の話をしても罵声を浴びせられるのであれば、それは相当にまずいとは思いますが、訴訟してもなかなか取れるものも無いかな?と思います。

(つまり短期退職の場合、大した金にならないケースが多いみたいデス)

それでも気が収まらないので、どうしても訴訟するというのであれば、弁護士案件ですから、私のほうではアドバイスできることはありません。

私としては、そのエネルギーは退職することに使うほうをおすすめします。

 

精神的に限界!!もう自分では話合いできないほどの状況な場合

私自身は生命保険会社を退職をした時は10年以上のキャリアがありましたし、辞め方も熟知しておりましたので、辞めるのに想定外の苦労はありませんでした。

計画的に3回ほど上司を呼び出す、退職願を書く、という方法で退職の日付を詰めるようにしましたが、新人さんはそれは非常に難しいでしょう。

かといって、上司に話をしなければやめられず、精神的に参っている、夜も眠れないという人もいるでしょう。

入社が浅くて辞めるのは本当に大変なので、自分の心が限界だと思ったら無理せず退職代行サービスを使うという手もあると思います。

最終手段として、退職代行サービスがあると思えば気が軽くなってきませんか?

また、急を要する時も、退職代行を利用するという手段があります。

退職代行も様々な業者がありますが、退職コンシェルジュであれば、人事のプロが対応してくれますし、顧問弁護士に法律相談をすることも可能です。

下記にリンクが張ってありますので、事前にサービス内容などを見ながら話を進めてみてくださいね。

ABOUT ME
fp-miyabi
20代半ばで大手国内生命保険会社の営業職に転職してから、10年間にわたり保険外交員(生保レディ)として働いてきました。採用やマネジメントも経験したうえで、なぜやめる決断をしたのか?やめて後悔していないのか?など、生命保険営業をやめる事について私なりの考えをブログを通して発信しています。

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