ようこそ、ご覧いただいてありがとうございます。
私は国内大手生命保険会社に10年以上勤務した経験を持つ管理人です。
新人の教育やマネジメント職も経験したうえで、退職を決意したのですが、現在全く後悔することなく生活しています。
このページをご覧いただいているという事は、あなたは生命保険会社に勤務していて、退職したいという事を上司に話しているのに、引き留められて辞められないという状況なのでしょうか?
安心してください。
生命保険会社は、はっきりとしたデータはありませんが、その退職率は1年で8割とも言われているのですから、みんな辞めてるんです!
ただ、かなりの人が退職の意志を伝えた時に、強烈な引き留め策に合います。
それは、生命保険会社の特有なシステムがそうさせているのです。
なので、このページでは生命保険会社を辞めたくても引き留められて辞められないと困っている人の役に立つ情報を掲載しています。
ぜひご覧いただいて、参考にしてくださいね!

非常に長文になりましたので2回に分けて掲載しています。

このブログの記事は、あくまでも一人の生命保険業界にいた人間が感じた事であり、すべての方に退職をすすめているわけではありませんのでご了承いただいたうえ、最終的な退職は自己責任にてお願いします。

目次
実は生命保険会社は生保レディの人数の多さで勝負している
国内大手生命保険会社が抱えている営業職員は、各社で様々な呼び方があります。
トータルパートナとか、生涯設計デザイナーとか、ライフデザイナーとか、いろいろとあるんです。
あなたはどんな名刺を持っていますか?
色々な呼び名がありますが、その実態はいわゆる生保レディですので、このサイトでは生保レディとか生命保険営業で統一しています。
生命保険会社というのは、それ以外の職種とはかなり異なる独特の会社運営がされています。
その一つに、生保レディの人数が多ければ多いほど良しとされているところがあります。
私の勤め先でも、保険の契約件数を上げる事より、新人を採用することのほうが大きく評価されていました。
そして、ライバル同士で保険料収入の多さでの勝負をしているのはもちろんですが、この生保レディがどれだけ多いかでも勝負しているんです。
普通、企業を経営するうえで、従業員が多ければ多いほどいいという考え方はあまりないと思います。
人材を増やせば、その分のお給料がかかりますし、福利厚生費や社会保険料など、人件費というのは人を一人雇うだけで相当かかるものなのです。
だから、採用には慎重ですし、どんどん新人を入社させるなんてことはしません。
ただ、国内の生命保険会社はとにかく人をたくさん集めます。
その理由は様々あるんですが【引き留めからの辞め方】とはまた別の話なので、詳しくはまた別のページで書くことにしますね。
とにかく、生命保険会社というのは、生保レディをどんどん増やすことが新規のご契約を増やす事と同じか、それ以上に重視されているんです。
それは、各社が生保レディの採用目標を掲げていることにハッキリと現れています。
そして、各都道府県など大きなエリアを担当する支社ごとに採用目標があり、その下の細かい拠点や、チーム、個人にまで採用目標がありますよね?
こんな風に、生命保険会社は、どんどん生保レディを採用して、人数が多ければ多いほど良しとされているのです。
ですから、新人を採用することは、新規ご契約以上の最高の功労とされています。
この、新人の採用の評価の高さは国内大手生命保険会社であれば、どこも同じようなものなんです。

生保レディが減ることは大きなマイナス
その逆に、生保レディが減るという事は、ご契約が解約になる以上の大きなマイナスなんです。
生命保険会社には、都道府県別の大きなエリアから、各拠点やチームに、それなりの人数を維持するというノルマがあるというのは先ほども書きましたし、皆さんご存じかと思います。
ハッキリ言って、拠点やチームをマネジメントしている立場であれば、自分が抱えている生保レディの人数が減ると収入が減ります。
だから、簡単に言うと辞められると困るんです。
例えばチーム単位で2~3人とか比較的少人数のリーダーをしていて、何かの拍子に同じようなタイミングでみんな辞めてしまって、急に収入がガタ落ちして生活が苦しくなるとか、そんなことも起こっていました。
だから、担当している人数が少人数だとしてもマネジメントにかかわっていれば、自分の抱えている生保レディの数の確保は、新規契約をいただく以上に力を入れているモノなんです。
また、新人がある程度の期間定着していないと評価されない仕組みがあったりとか、とにかく生保レディに辞められるのは困る!!というのが生命保険会社の共通の仕組みなんです。
真面目に本当の退職理由を伝える意味は無い
生命保険会社で部下やチームを運営するレベルの人は、生命保険を販売するという非常に難しい仕事をやり続けている、百戦錬磨のツワモノぞろいです。
だから、正面から、まともに辞めたい理由を言っても意味がありません。
まともに理解してもらおうと退職理由を述べたところで、ああ言えばこう言うで丸め込まれるんです。
真面目な人ほどここで必死になって悩んでいました。
相手はとんでもない話術のプロなんですから、まともにやって勝てるわけがありません。
様々な辞めるためにの正統な理由を述べたところで、
「そう、じゃあ仕方ないね」と言って辞めさせてもらえるケースはほぼありません。
相手も、最終的には引き留められないだろうというのはわかっているんです。
わかったうえでアレコレと引き留め策を講じて、1か月でも長く在籍してもらいたい、というのが本音です。
あと1ヶ月在籍してくれたら、何とかチームリーダーとして1ランク上の査定評価になる!とか、あと3ヶ月持てば拠点長としてのグレードがアップする!とか、そういう査定がかかっている時なんかは、ものすごい引き留めをしますよ。
「出社するだけでイイから」
とか、そのレベルの話で説得されたりもします。
1か月でも長くいてくれれば、その間にほかの生保レディを採用できるかもしれないし、気が変わるかもしれないし、わずかでも望みがあれば引き留めることが多いです。
理由が正当であろうとなかろうと、基本的には引き留めはするんです。
例えば【成績が挙がらなくてこれ以上は迷惑をかけるのが嫌です】とかいう理由なんかは最悪です。
「そんなことない、あなたは十分できるし、助かっていますよ!」
って感じで、よいしょよいしょと持ち上げられて、辞める話を押し通せなくなるのです。
場合によっては、その上司が自分の担当するご契約がいただけそうなお客さんのところに連れて行って、成績をくれたりします。
真面目な人はここで辞められない沼にハマります。
また、親の介護や子供との過ごす時間が少ないので転職したい、という理由も微妙です。
「そうなの、ごめんね、もっと早く帰れるようにしてあげるから!」
など、言われて、丸め込まれます。
とにかく、ああ言えばこう言うといったマニュアル的なものがあるんです。
大量に採用して大量に辞めていく業界ですから、「辞めたい」と言われた数も相当な数に上っており、そんな中で辞めさせないための話術、引き留め策も多数あるのです。
契約をいただくのと同じぐらい磨かれた引き留めのための話術。
時には話術でもなく、話を聞いても実際に退職の手続きをのらりくらりとかわすとか、そういう方法を取っている人も見ました。
そういう、場数を踏んだ手練れ相手に、まともに話し合ってきれいに辞めたいという考えは、まず一度は捨てなくてはいけません。
では、どうやれば引き留めに合わないのか?
どうすれば引き留められた時にうまく返して希望の日までに辞められるのか?
その点については、私の経験も交えて、その2に詳しく掲載しています。

なんでもいいから明日から出社したくない!という人へ
もう、辞め方とか、そんなのいいから明日から会社に行きたくない。
そういう方もいるでしょう。
お気持ち、すごくわかりますよ。
でも、辞めるためには確実に提出しなければいけない書類があったり、明日からいきなり出社しないとかって、かなり強い意志がないと難しいです。
急を要するようでしたら、退職代行を利用するしかないでしょう。
退職代行も様々な業者がありますが、退職コンシェルジュであれば、人事のプロが対応してくれますし、顧問弁護士に法律相談をすることも可能です。
下記にリンクが張ってありますので、事前にサービス内容などを見ながら話を進めてみてくださいね。

