こんにちは!
当ブログへお越しくださりありがとうございます。
私は、生命保険営業、いわゆる生保レディとして10年以上勤務をした経歴があります。
国内大手生命保険会社に勤務しておりましたが、現在は退職して心穏やかに暮らしています。
そんな私が、このブログでは、生命保険業界を辞めようか迷っている方や、チャレンジしてみようか迷っている方向けに情報を提供しています。
今回は、20代で生命保険業界に飛び込んだ私が、同じく20代で生命保険業界にチャレンジしようとしている人たち、または既にチャレンジしている人たちに向けたメッセージをお届けします。
※このブログのすべての記事は、あくまでも一人の生命保険業界にいた人間が感じた事を書いているもので、すべての方に退職をすすめているわけではありませんのでご了承いただいたうえ、最終的な入社や退職は自己責任にてお願いします。
目次
正社員を目指すと必ずぶち当たる生命保険業
女性が転職を考えたり、フリーターや契約社員から安定した正社員を目指そうとすると、必ず『生命保険営業』の求人にぶち当たると思います。
特に地方なんかだと、女性の雇用が少ないですから、あまり条件のいい求人が出ていなかったりします。
さらに将来の事を考えて、産休や育休もある会社がいいとか、育児時短がある会社がいいとか、退職金制度があるといいとか…希望する職場の条件は様々にあると思います。
ところが、20代半ばの女性というのは、転職市場では非常に難しい年齢とされているんです。
なぜなら、今後に結婚したり出産したりする可能性が高いですから、その時に仕事を辞めるかもしれないとか、育児休業で長期休むかもしれないとか、20代の女性というのは、雇う側はそういうリスクを感じるんです。
地方の中小企業であれば、女性従業員の産休育休をきっちり取ってもらえるような状況にない会社もたくさんありますので、正社員の募集で出産可能年齢の女性を避けるというのはよく聞くんです。
そもそも求人が多い都市部であれば、それなりに縁とスキルと資格次第では勤め先に恵まれるかもしれません。
ただ、地方の場合、20代半ばの女性は職安などで仕事を探しても見つからなくて、どれほど履歴書を書いたかわからないという人は多く見てきました。
これくらいの年齢の女性が正規雇用の仕事を探すのであれば、自分の家族や友人、ご縁のある方を頼って仕事を探されたほうが早いかもしれません。
地方でも、お持ちの資格次第では、その辺のリスクを考えずに採用してもらえるというパターンもあります。
もし、特別な資格もなく…という20代半ばから30代半ばの女性であれば、本当に縁と運だと思います。
そういう方にとって、生命保険営業の求人は魅力的に映るでしょう。
勤務時間、土日休日(出勤したら振替可能)、退職金あり、ボーナスあり、昇給あり、研修制度、産休育休実績、介護看護時短、看護介護休暇等…
最初は生保レディなんて無理!と思っても、仕事が見つからない中で、これだけの条件が提示されているとなると、ついつい話を聞きたくなるはずです。
あまり職安には求人は出ていませんが、転職サイトにはけっこう生保レディの求人が出ていますし、全国に何万人もいる生保レディが常にアンテナを張って求職中の女性を探しているのですから、仕事を探していると巡り合う事もあるでしょう。
表向きは、決して「生保レディ募集」など書いてありませんよ(笑)
○○コーディネーターとか、○○プランナーとか、○○デザイナーとか、各社生保レディのイメージの悪さを塗り替えようと、様々なネーミングの職種で募集しています。
しかし、その中身はあくまでも「生保レディ」ですからお忘れなく。
20代での生保レディチャレンジってもったいなくない?
私自身、生保レディへの転職時の年齢は20代半ばでした。
この時は転職市場で仕事を探していたわけではないので、20代半ばの正規雇用での仕事の決まらなさと言ったら知る由もなかったのですが…
私自身、結果的に生保レディとして産休育休も取得しましたし、経験として得たものはすべて役に立っていると感じているので今更後悔はしていないんですが…
あの時に戻れるのであれば、まず生保レディにはチャレンジしません!!
もしもあのタイミングの自分に声をかけることができるのであれば、止めます。
私自身は今はもうアレで良かったと思えるようになりましたが、今からチャレンジしようか?という20代女性がいるのであれば、今一度、このブログの情報を見たうえで、よくよく検討してみてください。
一言で言えば「あなたの20代、生保レディじゃもったいなくないでしょうか?」という事です。
時間と金の無駄?とにかく高い離職率
まず、生保レディをおすすめしない理由の一番は、とにかく離職率が高い事です。
先も言いましたが、20代女性というのはなかなか仕事に恵まれない微妙な年齢なんです。
だから、長く勤められる正規雇用の職場を探そうとしてもなかなか見つからないでしょう。
そんな中、生命保険営業がどんなに魅力的に映るのかは理解できますが、あなたの思うような正規雇用や安定が手に入るのか?と聞かれたら怪しいものです。
そもそも生保レディは正規雇用ではありませんし、給与面が安定しているなんて人はあまりいませんからね。
そして、生命保険業界のような、入社から2年もしたら2割そこそこしか生き残れない厳しい業界にチャレンジして、もしご自身が8割側の人間になった時、結局また0から仕事を探さねばなりません。
そして、生保レディというのは営業にかかる経費は自己持ち出しです。
靴に服にカバンに、営業用の身ぎれいなものを一式そろえて、交通費を自腹でがんばるわけですが、辞めてしまえば使った経費はムダ金です。
自腹で経費をかけてコツコツ募集したものは、後々返ってくるようなシステムなんです。
20代という若くてガッツも体力もある年代の1年とか2年って、非常に貴重な時間だと思います。
それを気の遠くなるような生命保険業界で消費して、今の私から見るともったいない!!
もうちょっと、職種を幅広く目指してみるとか、とりあえずはアルバイト的になっても、絶対に業務で使用できる資格を取得するとか、若ければまだ可能性も広いんですよ。
生保レディになって、ファイナンシャルプランニング技能士を勉強して取得したって、転職市場では全く役に立たない資格です。
それよりも、若さというのはそれだけで転職市場では価値になるんです。
ひとつ、エピソードを紹介します。
私がマネジメント職に就いているとき、スカウトしたいと思っていた女性がいるんです。
20代でなかなか仕事が決まらないという女性で、何の資格もスキルもない方です。
仮に藤木さんとしましょう。
藤木さんのように、資格やスキルが無い人が正社員を目指すなら生命保険業界がピッタリだと考えていた私は度々声をかけていましたが、結局フラれてしまいました。
その方は、結局、社会保険労務士の先生がやっている小さな事務所で、短時間勤務を始めました。
私も知っている先生だったのですが、ちょっと気難しい方だったし、事務所も小さくて人も少ないので非常に密な環境です。
お給料も安くて、よくやるよなーと思っていたんですが、結局は業務の隙間に勉強をして、先生の指導の下、3年で社会保険労務士の国家資格を取得してしまったんです。
この資格は、将来性もあり業務独占資格ですから、社会保険労務士事務所という所ではどこでも使えますし、自分で独立もできますし、企業の労務人事にかかわる部署でも必要になる資格です。
ファイナンシャルプランニング技能士など転職市場では保険業以外には見向きもされないのに、コツコツやった藤木さんは3年で引く手あまたの社会保険労務士です。
このように、勉強しながら仕事をして長い目で見て転職が可能になる職業もあると思うんですね。
ここでは具体的には書きませんが、他にも、本当に使える資格というのはいくつもあるんです。
それは取得するのに少し時間がかかるものもあるし、お金がかかるものもあります。
でも、けっしてそのお金も時間も無駄にはならないんです。
生保レディの仕事は、ただやるだけで経費と時間がジャンジャン浪費されます。
だから、目先の収入や福利厚生も大事だけれど、自分の価値を磨く方向にその時間と経費をかけるという道もあるのですよ。
もし、現状で資格もスキルも何もないとしても、20代なら若さがあります。
その若さを利用して、さっさと資格や使えるスキルを磨いて、自分の価値を高めれば、まだまだ転職市場でやっていけるんです。
20代から30代前半くらいまでであれば、まだまだ、そこから資格を取得したりスキルを身に着けるという修行期間に時間をお金を消費しても、将来に生かすことが十分に可能です。
どうか貴重な20代の1年とか2年を無駄にしないでくださいね。
30代40代でも生保レディにはなれる!!
20代で生保レディを目指すのがもったいない理由として「いつでもなれるから」というのがあります。
生命保険会社というのは、30代でも40代でも、十分に入社可能です。
50代で挑戦する人もたまにいます。
どうしてもチャレンジてみたいのであれば、本当にいつでもOKです。
たまに、新卒に近い形で生保レディになるひともいるんですけれど、その若さ、他に活かすことができると思いませんか?
転職市場なんかでは、若さはそれだけで価値です。
そして、若さは誰にでも平等にあって、磨くことはできず、経年劣化します。
若いうちに、自分のキャリアに迷いが生じたら、福利厚生が良い生保レディと思うのではなく、長く使えるスキルを1年とか2年かけて取得するという手段もありますよ。
その間、アルバイトだっていいじゃないですか?
パソコンを使ってできる仕事などは、スクールに通えば取れますし、子供が小さいうちは在宅でそこそこの収入を得ている人もいます。
社会福祉にかかわる資格は持っているだけで日本全国どこでも働けるモノもあるんです。
まだ若いうちならできる事、家庭や子供を持ったらできない事など、若いというだけでやれることは色々とあるんです。
子供が小さくてもなんでも、とりあえず入社できるのが生命保険会社なんですから、なにも20代で志高く生保レディをしなくてもいいのではないかな?と思います。
もっと世界を広く見て、あなたにできる事はまだまだたくさんあるはずですよ。
30代子持ち何もない転職市場の悲惨さ
私が生命保険業界を辞めた時、30代半ばを過ぎていてで子持ちでした。
20代から生命保険業界でがんばって、取れる資格も頑張って取ってきました。
しかし、悔しい事に私は転職市場では無価値でした。
20代女性なんてもんじゃないくらい悲惨です。
地方ですから、そもそも女性を対象としている求人が少ないんです。
そして、あったとしても子持ちの女性は子供の熱などで仕事に穴をあけますから、まずは避けられます。
それどころか、こちらはもう子供はいらないと考えていようが、雇う側からしたらいつ妊娠出産するかもわかりません。
そのような状況でも、まだ雇用してもらえるのは、それなりの資格がある人のみです。
この私から見ると、20代で子供がいないのであれば、まだまだ可能性の芽は大きいと思うんです。
生保レディで数年過ごし、気づけば30代になったとして、転職というのは本当に厳しいしと思います。
転職市場的には、生命保険業界にいたという事はほぼ評価されません。
仕事のある都市部であっても、30代子持ちはなかなか大変だと思います。
私は、幸いにも、在宅でパソコンを使って少しできる事があったので、在宅でできる事をやりつつ、他にも兼業でちょっと仕事をしたり、ダブルワークで子供中心の生活をしています。
今は、この状況にはそれなりに満足しつつ、他にも資格の勉強などもぼちぼちやっているんですよ。
現在の在宅ワークスキルについては、10年以上前に勤めていた職場で身に着けたものなんですが、今でも役に立っていて、本当にありがたいと思っています。
それに比べて、生命保険業界10年のキャリアの価値の無さといったら笑えますよね。
実際は、生保レディ10年やってましたって、一般的にはスゴイ大変な事なんだと思います。
でも、転職市場では、同じ生命保険業界か、損保のプロ代理店コースの採用か、相当厳しい対個人の飛び込み営業主体の企業の目に留まるくらいで、ほとんど無価値です。
ちょっと厳し話ですが、若いうちは本当に使える経験とスキルを磨くほうが、女性として仕事をして行くには一番近道なのかな?って思いました。
20代で生命保険業界にチャレンジしたいと思っている方、もしくは、すでに生命保険業界に身を置く20代の方は、こんなことも考えてみてくださいね。
保険業界に見切りをつけるならスキルを磨こう
・20代の貴重な時間を生命保険業界に費やしたくない
・まともに使えるスキルを身に着けたい
そういう風に考えることができたのであれば、まだまだチャンスはあります!
生命保険業界を検討したり、飛び込んだりしたチャレンジ精神あふれる方であれば、他の業界でもきっとがんばっていけると思います。
生命保険業界って辞めても次の転職先が結局はまた保険業界だったりするんです。
それだけ、この業界外で使えるスキルや知識がつかないのが生保レディの仕事です。
資格取得やスキルアップを目指すのであれば、できるだけ若いほうがいいと思いませんか?
在宅ワークのほかにも、取得すれば働き口に困ることのない資格などもあるんですよ。
将来も通用するスキルを目指すなら介護福祉の世界もあるよ!!
私が在籍していた会社では、退職後に介護業界に転身する人が結構いました。
生命保険業界にいて身に着けたFP資格などは、あまり転職市場では役に立ちません。
しかし、介護系の資格というのは、一度手にしたら働き口に困ることは無いというのです!
私の元同僚も、手に職など無かったのに、無資格未経験で介護業界に飛び込んで、3年ほどで資格を上げていき、今では引く手あまたですからね。
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介護事業所は全国各地にありますが、カイゴジョブは国内最大級の介護求人サイトですから全国の求人を検索することができますよ。
本当に家庭との両立を目指すなら在宅ワークスキルを磨こう!!
あなたは心から子育てと仕事を両立したいと考えていますか?
もし、そうであれば、在宅勤務が可能な転職先を探すことが近道です。
現在はそんな技術が無くても、在宅ワークが可能なスキルを身に着ける方法だってあるんです。
在宅でパソコンを使った仕事をするというイメージがつかないかもしれませんが、プログラミングスキルがあれば、フリーランスで在宅で仕事をしているという方がたくさんいます。
そもそも在宅であれば、コロナもあまり関係なく通勤の必要もありません。
しかし、生命保険業を検討した方は、プログラムなんて未経験という方がほとんどでしょう。
でも、生命保険の営業だって未経験からのチャレンジですよね。
そんなプログラミング未経験の方向けには、女性向けオンラインスクールも開講されています。
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